中国が東南アジアに対して強気な理由は「水」だった

近年一帯一路計画などで海外の開発にも力をいれている中国、

なぜあんなに強気の外交なのか、その理由は地理をみれば理解できます。

地理関係あるの?

実は地理をみるとその国の外交、歴史、経済状況まで把握できるんだよ。

ただの一つの線、そして自然な地形だと侮ってはいけない。

地理から紐解いていくとその国の外国情報はたくさんてにはいります。

例えばスペインとフランスの国境上にあるフェザント島は6ヶ月おきに国境が変わる、それを350年以上も行っている、両国の友好を表している象徴です。

世界にはそんな場所が沢山あり、外交状況は国境をみればすぐにわかります。

今回はそんな地理学から中国が強気の外交をすすめる理由として「水」が関係している説から深堀り、なぜ東南アジアの各所で中国の開発が行われているのか、そんな気になる疑問をこたえていきます。

中国が東南アジアで開発をすすめる理由

中国がなぜ東南アジアへの進出をしているのか、なんでそんなに強いのか、気になりますよね。

「中国だから」

「やりかただよ」

よくそう言われますが、じゃあなぜ「そのやり方」が出来るのですか?

確かに説明になってないね、、、

「中国だから」なんて「中国は中国」としか言えてない。

じゃあ日本がもし同じ立ち場になったら同じ強気の外交ができるようになるのか?といったらそうでもない。

他の国に対して「強い何か」というのは今まで技術と文化しかなく、その技術が中国や韓国に追いつかれてきて、文化が他と混じってきたのでは日本も売れなくなります。

中国が東南アジアで「一帯一路」計画をすすめる理由。

それは経済的なものですが、実はあの「一帯一路」って貧しい国ばかり通っているんです。だから他の国もあまり拒否してこなかったんです。

シルクロードの現代版!

国を選んでたんだ、、、

地理的優位がある国にたいしては強気の外交、そしてそれが無い国にはどんどん出資して発展を助け、それで一帯一路計画に賛同させる、そんな開発の方法です。

これには賛否両論ありますが、GDP2位の国がどんどん発展していき、これのお陰で周りの国が経済的にみれば豊かになっていくことは事実。

だから東南アジアや中東で開発をすすめていくのですね。

なんでチベット砂漠がほしいのか

そして中国は「チベット地区」はどんな手を使ってでも手に入れようとしています。

というか手に入れています。

理由ってなんだろう?

人口多いし、やっぱり土地が欲しいの?

実はチベットの土地にはそんなに興味無いんですね。

その大半はタクラマカン砂漠で、とても住みやすい環境とは言い難いです。タクラマカン砂漠は過酷な砂漠として知られていて、年間降水量は数ミリ、水が必要な人間にとってはあまり「住みやすい」場所ではありません。

だから違う理由があるんです。

チベットには「高原」があり、ここが世界最大級の高原となっています。

これが欲しくてほしくてたまらない。

そんなに重要なの?

この高原には「水」が沢山あるからね。

アジアの貯水塔と言われているチベット高原の貯水量はなんと9兆立法メートルほど。

そんなに水貯まってるんだ

それがめっちゃ欲しい。

そしてそこから流れていく川はインドに続くインダス川、インド・バングラデッシュに続くヤルンツァンポ川、中国の金沙江、ラサ川、ミャンマー方面へ続く瀾滄江、東南アジア最長のメコン川などなど…

川がめっちゃある地域。

これだけ川があると何が良いと思う?

なんか強そう…

その通り。

水は人間が生きていく上で必要なものだからね。

一瞬で兵糧攻めが可能??

つまりこれだけの川の「水源」を持っていると、兵糧攻めがめっちゃ簡単に出来るんです。河口の街を壊滅させることだって簡単。

最強の武器「ダム」を持ってるからね。

ダムってそんなに怖いんだ。

持っている水源の量が多いから、これだけの水をコントロール出来ると「インドに水を送らなくする」ことだってできるし、急激に水量を増やして河川敷の街を崩すことだってできる。

それが出来ると「軍隊が攻めなくても」簡単に街を崩したり、兵糧攻めするだけのコントロールは持ってるからね、という半分脅し状態になりますよね。

国境線上、自然と出来た地理上の優位。

そんな怖いことできるのか、、、

そりゃ片手に水をすぐに止められるようなコントロールをもった状態で交渉に挑まれたんじゃ、それなりに優位に外交がすすみます。

だから「あんなに強気」の外交ができるんです。

アメリカが強気な外交が出来る理由は「あなたの国すぐ潰せるけど」という恐怖のミサイルボタンを持った状態で来るから。

中国はそれはないけど「あなたの国から水を奪うことはできるけど」という恐怖のコントロールを持った状態で交渉に挑めるからです。

地理って本当に奥深い。

チベットから流れる河川下にある国々は…

チベット水源から流石に全部の国には川が行き届いているわけではありません。

でも周辺諸国がコントロールできればそれで十分。水、大事だからね。

どんな国が影響うけるの?

  • インド
  • ミャンマー
  • ラオス
  • バングラデッシュ
  • ネパール
  • パキスタン
  • タイ
  • カンボジア
  • ベトナム

ってこれだけあれば十分でしょう。

そんなにあるのか、、、

特に「メコン川」と「インダス川」はでかい。

東南アジア最長のメコン川の水源はたどるとチベット地域、そして最長のインダス川はパキスタンの中心をちょうど付き抜けていきます。

これだけの国がチベットの水源由来の川から水を得ている。

そんな重要な川に中国は「どんどんダムを作る」ことで外交の際に優位にたっているのです。

水ってそんなに大事なの?

でも水ってそんなに大事なの?と疑問に思うでしょう。

普通に作れそうだけど、

人類が生きていく為には「水」が必要ですよね。

都市に流す水、どこから来ているかといったら今は「川」もしくは「雨水」のどちらか。

主に川でしょう。

じゃあ海からとればいいじゃん?

海水を真水にするには特別な装置が必要で、中々難しい。

特にその装置は値段も高いから、一部の国でしか導入できないし、この辺の国々って「そこまで裕福な国」ではないから、主な水源は川なんだよ。

だからそんな重要な川の実権を握っている中国が最強なわけ。

実際に、水源を隣のマレーシアに頼っていたシンガポールは水の輸入を止めて自分で水を作るように海水を真水に変える技術を導入したり、水を依存しないようにしているんだよ。

ただの水がそんなに凄いなんて、、、

当たり前に使うからこそ、重要な資源なのかもね。

さいごに

最後におさらいをしていきましょう。

中国が東南アジアや周辺諸国に強気の外交ができる理由が「水源のコントロールできるからじゃないか」という説について。

これは説というか一つの事実です。

実際にアジアの貯水塔と言われるチベットを持ってるからね。

最大級の高原だったもんね。

だから中国は半強制的にチベットの土地の実権を握りしめていて、どうしても手放したくないのです。

砂漠には興味がなくて、その高原が資源の宝庫。

そこから繋がる川は東南アジアや南アジア諸国に流れていて、その水源をコントロールできるというのは外交に使える最強の武器。

だから強気の外交ができるのです。

水の威力って凄いんだね、、、

みんな「水」は必要だからね。

そんな最強の武器が手の内にある中国はこれからも強気の外交を東南アジアなどですすめていくでしょう。それが良いのか悪いのか、賛否両論ありますがこの記事では結論付けません。

今回は「アジアの貯水塔」ことチベット高原のお話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献:
https://www.afpbb.com/articles/-/3323448

著者「ゆうき」

マレーシア在住18歳学生ブロガー。マレーシアの名門インターナショナルスクールに9年間通い、日本語・英語・中国語が喋れるマルチリンガル。2018年には討論アジア大会で入賞、2020年にはオックスフォード大学主催の論文コンテストでカテゴリー入賞。複数のウェブサイトやブログを運営。  

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