【YOASOBI】夜に駆けるから学ぶ英訳の神業

日本で大人気となったYOASOBIの「夜に駆ける」という曲。

実は先日そんな大人気曲の英語版が発表されました。

英語版出てたんだ−

それがもう感動ものの作品。

夜に駆けるの英語版、別に日本語版があるから聞かなくていいや、ではありません。

絶対に聞くべきです。

両方聞くべきです。

この英訳はまさに「神業」そのもの。

でも曲の英訳ってちょっとリズムおかしくなったりするじゃん。

そういう「違和感」が全くないのが今回の英語版。

違和感がないだけじゃありません。

その翻訳の言葉遣いにも感激を受けます。

そんなYOASOBIの「夜に駆ける」の英語版がなぜすごいのか、そしてそこから学べる英語について深堀りしていきます。

夜に駆ける日本語版を再確認

まずは日本語版、もう一度確認してみましょう。

これは何回も聞いた!

後で比較すると本当に面白いよ。

ということで本家のオフィシャルビデオはこちらから↓

何回聞いてもいい曲だよねー。

この夜に駆けるがヒットしたのは2019年〜2020年でしたが、2021年、なんとオリコンの累計再生数が歴代最高となりました。

その再生数なんと3億2000万回以上。(3月時点)

そんなに聞かれているんだ。

驚くのはまだ早い。

2021年になってもなお、ずっとオリコンランキングでは週間再生数上位を維持していました。

こんなに人気が出る曲も珍しい。

それもYOASOBIのデビュー曲ですからね、1曲目でここまで超絶人気が出るというのも、この曲がどれだけ作り込まれていたかを表しています。

こちらが英語版「Into the Night」

そんな「夜に駆ける」の英語版が先日発表され、今までカバーの英語版はありましたが、公式の英語版はこれが初めて。

受けた日本の曲は結構英語版も発表するのはよくあること。

その英語版が凄いの?

一度聞いてみればその凄さがわかる。

この曲に感動するがあまり、著者はTwitterでつぶやきました。

すると共感してくれた方がとても多く、そのリツイート数は100超え、いいねも250を超えました。

(弱小Twitterにしては過去TOP5に入る人気さ)

ということでお待たせしました。

夜に駆けるの英語版「Into the Night」をお聞き下さい。

すごいでしょ。

なにこれ!!

この英訳には神業ポイントが大きくみて「3つ」隠されています。

いや、隠されていませんね。ふんだんに使われています。

そんな神業ポイントは次項で。

英訳の神業ポイントはここ!

この英訳、感動しません?

確かに、これは凄い。

そう、こんな英訳見たことない。

これ、スゴ技英語版として一部で話題になっています。

この記事ではそんな神業ポイントを日本語・英語のバイリンガルの著者がみていきます。

歌い出し

まず最初に驚くのはその歌い出し。

一瞬日本語版かと思った。

実をいうと、僕も笑

え?英語版?と錯覚するその歌い出しの歌詞に注目。

日本語版はお馴染み「沈むように溶けてゆくように〜」と始まりますね。

英語版もそう聞こえた

実はほぼそう言ってる。

「Seize a move, you’re on me, falling, and we were dissolving」

これ、発音的に「シーズアムーブユアーオンミー(沈むように)」と聞こえるのが特徴。

いや、当てはめが凄い。

そして意味もしっかり伝わっている。

Seize a move, you’re on me, fallingは「動きをとめて沈んでいく」というニュアンスなので、ここまで当てはめて日本語っぽくしても「沈む」という意味が伝わっているのがすごすぎる神業ポイント。

意味まで合ってるの!

さらにリズムも崩さない。

この言葉えらび、そうとう大変だったはず。

意味も変えずに、日本語っぽくして、さらにリズムも維持。

こんな神業英訳、曲でもなかなか見たことありませんよ。

サビ

そして次に気になるのがもちろんサビの歌い出し。

一番有名なところだね!

まず日本語の歌詞を確認してみよう。

「騒がしい日々に笑えない君に」

だったよね。

これ、英語だとなんて言ってると思う?

いや、英語に聞こえなかったよ…

これ、凄いのが

「Saw what got seen hid beneath, and louder nights keep beating」

この最初の「Saw(さ) what(わ) got(が) see(し) hid(イッ)」はそれっぽく歌うと「騒がしい〜」になる。

すごすぎる。

そんなこと出来るんだ。

相当英語をしっていても難しい神業。日本語の言葉を、意味を変えずに、長さも変えずに、「似せる」というのは本当に歌詞の言葉選びに時間かかってると思う。

さらにそのすぐ後、「明けない夜に落ちてゆく前に」の部分。

サビの続きだね。

ここもエグい。

明けない夜の所を「What can “night” for you mean, infinite ? you could run with me」

これ、一見合わなそうに見えるでしょ。

「ワット・キャン・ナイト」

これ、早く言ってみて?

あ、、、

気づいた?

「明けない」になる。

「What (あ)Can(け)Night(ない)」

そんな組み合わせ出来る!?!?

そんな秘密が…

意味もその線をつなげてみると「What can ”night” for you mean, infinite ? You could run with me」で、明けない夜(Infinite Night)に落ちてゆく前に(You could run with me)とつながる。

最後ちょっと無理感あったが、次を見て納得。

「僕の手を掴んでほら」

確かにそれは「Run with me」になる。

す、すげー。

ここまで組み込まれてると逆に怖いレベル。

まるで日本語のラインが?

実はこの2つだけではありません。

まだあるの?

こんなのが曲全体に散りばめられてるからね−。

ちょっと曲を聞かないと思い出せないパート「いつだってチックタックと」の部分、これだって完全に日本語に聞こえる。

「It’s stuck in “tick-and-tocking” mode」

確かに日本語っぽい。

ポイントは「いつだって」も何故か聞こえるという所。

「It’s (いつ)stuck in(だって?)」

Stuck in なのに「だって」と聞こえるのは勝手に脳内変換されていたのか?

そんな面白い神業英訳が曲中に散らばっている。

初見で聞くと英語版も「日本語」に聞こえます。でもしっかりと英語だと思って英語脳に切り替えて聞き直すとしっかり英語に聞こえるし、小説を元にして曲を作っているYOASOBIの楽曲である、元の小説が浮かんでくる英訳。

まじで難しかったと思う。

バイリンガルのあなたはこの凄さがわかったでしょうか?

そうでない方も聞けばもう「日本語じゃん」となった部分も多いんじゃないですか?

両方同時に聞いてみて!

そんな神業英訳が秘められている「Into the Night」

両方聞いてみて!

一番この凄さがわかる聞き方が一旦日本語版を聞いておいて、そして直後に英語版を聞く方法。

あたまの中では日本語版が流れている状態だから、もう重なり合う部分が本当に多いのではないでしょうか?

今回紹介した部分だけじゃなくて、他にも沢山こんな英訳場所がある。

これは英語できなくても聞きたくなるやつ!

この曲から英語の勉強だってできちゃいます。

この英訳、しっかりと日本語と意味は合っているので「そんな言葉選ぶのか」と10年間英語を勉強してきた著者でも新たしい発見があるほど。

にしてもこの英訳には本当に感銘を受けました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

著者「ゆうき」

マレーシア在住18歳学生ブロガー。マレーシアの名門インターナショナルスクールに9年間通い、日本語・英語・中国語が喋れるマルチリンガル。2018年には討論アジア大会で入賞、2020年にはオックスフォード大学主催の論文コンテストでカテゴリー入賞。複数のウェブサイトやブログを運営。  

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【YOASOBI】夜に駆けるから学ぶ英訳の神業” に対して4件のコメントがあります。

  1. malay41a より:

    お疲れ様です。
    いい情報をありがとうございます。
    ところで、この原作者及び英訳の歌を歌っている人は御承知ですか?
    お二人とも日本の誇れるアーティストだと思います。
    ジル氏はYoutubeで他の曲も英訳カバーしていらっしゃいますので、御参考に。
    彼女のライブに行ったことがあるのですが、日本語の自作曲は、残念ながらあまり私の心には響いてきませんでした。
    既にご承知でしたらお読み流し下さい。

    原曲:https://www.youtube.com/watch?v=PrHAaO1vtsc
    英訳カバー:https://www.youtube.com/watch?v=79RhyLMCDKo

    それでは失礼いたします。

    1. admin より:

      こんにちは。

      コメントありがとうございます!

      この原作者は星野舞夜さんの小説が元で、Ayaseさんが作詞していたと思います。歌手は両方とも当バンドのボーカル担当の幾多りらさんです。

      ジル氏の曲もとてもいいですね!

  2. malay41a より:

    お疲れ様です。
    返信ありがとうございます。
    お手数ですが、先のメッセージで「この」を「以下の」と読んでください。
    私からのメッセージの意味が伝わっていないので。
    (”Into the night”のYouTube概要欄を見ればVocal、訳詞者等のデータが載っていますのでご説明下さった点は既に把握できていました。)
    私が「ゆうき」さんにチェックしていただき、感想をいただきたかったのは「タイムトラベル」の方です。
    そのために、原作曲とカバーバージョンのリンクを貼り付けています。
    御理解いただけましたか?

    失礼いたします。

    1. admin より:

      ありがとうございます。お返事おくれてすみません。

      タイムトラベルの方ですね。1978年の曲とは思えないほど斬新的な曲で、歌詞の言葉のチョイスもとてもおもしろいワードチョイスですね!
      曲のリズムなどもですが、特に歌詞がかっこいいと思いました!!

      コメントありがとうございます。

      失礼いたします。

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