元号を持つのは日本だけ。元号システムのメリット・デメリット

「元号」について考えたことはありますか?

そんなにあれこれ考えたことはないかな。

海外に住むと「めっちゃ混乱」します。

元号システムを持っているのは日本独自のもの、もちろん海外で「今は令和3年だよ」なんて通じません。

日常生活じゃそんなに使わなくない?

確かに、普通に生活している分にはそこまで影響はありませんが、「日付を書くとき」に結構迷います。

「運転免許証は平成32年まで有効」と言われて疑問しか残りません。

「年号の欄に昭和平成令和」と並んでいても「えーっと。。。」と換算してから書きます。

「平成何年生まれ?」なんてもっとわかりません。

そんな独特な数え方をしている日本、なぜ元号システムに未だ拘っているのか、「メリット・デメリット」を海外に住んだからこそわかる視点で紐解きていきます。

元号システム、独自性が生まれてカッコいいですが海外とのやり取りの際には不便でしかない!

旧暦からグレゴリオ暦へ変えた明治6年に深い関係が

まず「元号システム」が天皇陛下と関わりがあることは知られていると思います。

しかし元号システムにとって「明治6年」が深く関わっていることはあまり知られていません。

さあ、問題「明治6年」って西暦何年?

えーっと、えっと、、、1873年。

正解。

そんなデメリットはさておき、明治6年はそう、日本で「グレゴリオ暦」が導入された最初の年です。

それまでは旧暦使ってました。

世界基準に合わせよう、ということで導入されたこのときすでに使われていたグレゴリオ暦がついに日本に導入されます。

明確に言うと決まったのは明治5年でしたが、導入されたのは明治6年の「1月1日から」です。

旧暦とグレゴリオ暦はだいぶずれていたので1872年12月2日の次が1873年1月1日になる、という方針っでしたが天保暦はこのときに廃止。

最初は色々な逸話がありましたが、ここでグレゴリオ暦になりました。

どんな話があったの?

これ、グレゴリオ暦を取り入れた理由が「財政逼迫」していたから、とも言われています。

当時の天保暦では「閏年」があるのでこの年は13ヶ月となる予定でした。

もう1ヶ月分の給料なんて払いたくない!!

そうだ、西暦にすれば12ヶ月分だけすむじゃないか!

さらに切り替えの際は12月2日で終わったので給料は11ヶ月分のみの支給で済ませます。

り、理由そこ!?

最初見たときは驚きましたが、理由はともあれ、このときにグレゴリオ暦を少し無理矢理にでも取り入れたのは今から見ると良かったのかもしれませんね。

メリット

ではまずそんな「元号」のメリットについて見ていきましょう。

もちろんメリットもあります。

不便、、、ってわけじゃないんだ。

その辺については記事後半で喋っていきましょう。

日本の独自性

まず挙げられるメリットは「日本の独自性」でしょう。

そんなアバウトなもの、、、

これもしっかりとしたメリットです。

「元号反対!」とは言いません。

日本の独自性と「天皇陛下への忠誠心」という部分については日本独特の文化ですし、世界で唯一天皇制が残っている日本の特徴だと思います。

インターネットで調べても元号システムのメリットで「独自性」と書いている記事は多く見られます。

確かに、独特でちょっと世界と違う感じ出せるよね。

元号制を取っている一番の理由がそれだもんね。

グレゴリオ暦を取り入れたけど、完全に西洋の流れに従ってしまうのは癪なので「元号制度」を導入して置くことで日本の独自の文化と天皇陛下への忠誠心、「ちょっと違うんだぞ」といえます。

メリット、以上。

え、それだけ?

他になにか思いつけますか?

そう言われると。。。

たった一つの「大きな」メリットです。

デメリット

ではメリットがわかった所で、「デメリット」について見てみましょう。

日本でもデメリットは度々言われてるよ。

確かに、色々言われているね。

そんなデメリット、個人的に経験したデメリットや平成→令和になる時に見えてきたデメリット、すでに周知されているデメリットなどを4点、見てみましょう。

デメリットはそんなにあるんだ。。。

そんなデメリットがメリットを上回るのか、その判断はこの記事を読んでくださっているみんなに委ねます。

世界の基準と合わない

まず1つ目のデメリットとして挙げられるのは「世界基準とズレる」という事。

基本西暦だからね。

換算するのは訳わからなくなる。。。

なぜ世界基準と違う事が「デメリット」なのか、分かりますか?

これは簡単、他の国の人とやり取りする時に「令和3年」が全く通じないからです。

結局元号は日本独自の制度のため「日本でしか」通用しません。

世界基準と違うシステムを導入しているのは大きなデメリットです。

ちなみに英語では元号の事「Era」って言います。

なんか、江戸時代とかも「Era」って言ってない?

Eraという表現が正しいか、、、というとそうでは無い。

Eraって元々「時代」という意味が強いので元号の時にEraを使うとすごく大々的な意味になってしまうのですが、「そうじゃないんだよ」と説明しなければいけません。

平成→令和になる時に「Eraが変わった」と報道され、「時代が変わった」というのは確かに正しいですが、別に中世から近世になったというほど大きな物では無いですもんね。

これは言葉的に世界と基準が違います。。。

西暦との換算が面倒

さあ先程の「世界と基準が合わない」事のなにがデメリットか、一番は「換算」ですね。

西暦で言われたらややこしい!

間違いの原因にもなりますね。

著者も「平成何年生まれ?」と聞かれると毎回少し戸惑います。

頭の中では西暦で覚えていて、そこから計算して「平成〇〇年」と出すのは本当に無駄なステップ。

ここで計算間違えて「え?…」となった経験が何回あることやら。

更に今何年か、西暦と全く関係性がない数え方なので各元号が何年か覚えている必要も出てきますね。

重要な年は両方で覚えないといけないね…

紀元前表記がない

次のデメリットは日常生活ではあまり支障のない事です。

歴史の勉強をする時に、元号表記は「紀元前」が無いの、そういえば気になりませんか?

言われてみると、たしかに無いね。

西暦では紀元前は「B.C」として何年まででも遡れます。

しかし、日本の元号制度では紀元前が無いので一番最初と言われている「大化」より前は表記できませんよね。

普段は全く関係無いですが、ちょっと気になります。

歴史の勉強は「B.C.」使うね。

この大化というのが西暦645年頃、それより前は日本の元号制度は無かったと言われている為同じ軸を使って遡れません。

コンピューターシステムの修正が必要

お次はちょっと「コンピューターシステム」の話になります。

元号制度と関係あるんだ!?

システムも「元号」表示させるからね。

日本のパソコンの場合、日付表記を「元号」にすることも出来ますよね。

そういえば設定できるね。

つまり、わざわざ日本の和暦表記ができるようにほとんどにシステムが対応している、という事は??

元号変わる時が大変?

その通り。

平成から令和になる時は大騒ぎでした。

そして元号ってギリギリに発表されます、急いで対応させないと「平成31年」という表記になってしまうのでなんとか「令和元年」というシステムを作って、その後令和表記ができるように変えなければいけません。

そんな事があったなんて。。。

これも日常では関係ないけど、デメリットの一つだね。

結局元号システムはいいと思いますか?

結局、「元号システム」って必要だと思いますか?

必要かどうかって言われると

ただ日本文化を表しているものでもあるので廃止するのは寂しい。

世界とのやり取りが個人レベルでも広がりつつある今、「元号システム」は換算が面倒で、間違いの原因にもなります。

しかし元号制度は日本の文化を表しているものでもありますし、簡単に「無くす」とは言えません。

この記事では「いいのか、悪いのか」の判断はしませんが、メリットとデメリット両方を見てきたあなたに結論は委ねさせてください。

個人的に完全廃止は寂しいけど、日常から使うのは面倒なんだよなー。

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