『原因は人間』虎を絶滅から救え!

皆さん「動物保護」のプロジェクト、世界にどれくらいあると思いますか?

でもあれってどれくらい効果あるんだろう。

成功例は沢山ある。

例えばスペインオオヤマネコや南アフリカでの野生象の個体数復活など、成功例は数多くあります。

でもなんで保護しているの?

それは絶滅危惧種に指定される動物の方が遥かに多いから。

そこで「一種ずづ」保護していく方法では保護施設の方にも限界が来てしまいます。

根本的になぜ動物が減っているのかと考えた時に「開発による移動範囲の縮小」でした。

そこで動物がすめる環境を増やしたり、自然保護地域を作ったり、またそれを繋げる「緑の回廊」という物の建設を進めています。

東南アジアでの虎事情

まず東南アジアというとなんとなく「自然に虎がいる」というのを想像するでしょう。

確かに、有数の生息地だもんね。

インドシナ、スマトラ、マレー、たくさんの虎の種類が生息する地域です。

しかしその数は年々減少していて、スマトラ島の固有種「スマトラ虎」は深刻な状況になっています。

またマレー虎、インドシナ虎もその数を減らしていて、マレー虎は世界で約150頭のみが生き残っていると推測されています。(WWFMalaysia

世界で150頭のみ!?

しかもその多くは保護されているので自然に残る虎は本当に少ない。

そんなに危険な状況だったとは。

そんな虎を復活させようとしているプロジェクトは数多くあり、その中の一つが今回紹介する「緑の回廊」プロジェクト。

虎だけではなくその他多くの固有種を復活させることができるのではないかと進められています。

東南アジア緑の回廊プロジェクト

トラの人口復活プロジェクトとして多くの東南アジア諸国が行っているのが「緑の回廊」プロジェクト。

人が都市開発の為に分断してしまった森にしっかりと動物用の移動手段を設けてあげる、そんなプロジェクトが「緑の回廊」です。

どんな効果があるの?

分断されてしまった「森」を回廊でつなげる事で虎の移動範囲を増やす事が出来るんだ。

移動範囲が増える事でそれだけ食料も手に入りやすくなるし、住む場所も増えて「保護する」よりも自然に回復できるのでは?と注目されているプロジェクト。

マレーシアではSungai Yuに国立公園を他の自然区域とつなげる為の回廊を計画中、タイは保護区域を増やしたり、力を入れて虎の保護を進めています。

2018年にタイでは初めて「緑の回廊」が完成、Dong Phaya Yenの森林とKhao Yai森林を繋げる事が出来ました。 

各国出来る限りの努力はしています!

世界でも同様のプロジェクトがある?

この「緑の回廊」プロジェクトは世界中で行われています。日本の農林水産省も進めていて、近畿中国地方などでは保護林などを管理。

先進国ほど進めている傾向です。

世界中で行われているのでどういう物か知っておいて損はないですよ!

東南アジアの虎以外でももちろん使われていて、一部の回廊プロジェクトを見てみましょう。

シンガポール

(National Parks Singapore)

同じく東南アジアにある都市国家のシンガポールではすでに「緑の回廊」プロジェクトを進めています。

「Eco-Link@BKE」は東南アジア初の緑の回廊。

この橋はどんな役割があるの?

2つの自然地域を橋でつなげて動物が行き来できるようにしたんだ。

実際に高速道路の上に「動物用」の橋が架けられていて行き来できるようになっています。

(National Parks Singapore)

オーストラリア

この「緑の回廊」プロジェクトはオーストラリアでも進んでいます。

オーストラリアは多くの固有種がいて、その数は開発などが要因で減少しています。

オーストラリアが計画しているのはメルボルンからシドニーを通り、ブリスベンを抜ける「長距離緑の回廊」

(Department of Agriculture Australia)

そんなにつながるの!?

すでに多くの回廊が出来ています。

一つでつなげる訳では無く、「複数の自然を繋げる」のが目的なのでなにも「橋」では無くてもいいのです。

通路のようなものでもいいし、とにかく「自然」がつながっているという事が重要。

そうする事で個体群が交わう事ができ、個体数の回復を見込んでいます。

移動範囲が広くなると良い事あるの?

元々移動していた動物は移動が出来ない事でストレスになり、また食料も手に入れられないからね。

世界各国でこの動物の為の回廊作りは進められています。

なぜ虎は減ってしまったのか?

なぜ虎は減ってしまったのかその理由は大きく分けて「2つ」です。

どちらも人間が関係している事。

まず一つ目に上がるのが「森林破壊」です。

森林破壊による生息区域の減少は絶滅の危機にある一番大きな理由。それもそのはず、住む環境が減るとそれだけ食べ物も減り、移動範囲も減り、必然的に数は減っていきます。

じゃあそれを辞めれば。

それがそんなに簡単な問題じゃないんだよ。

人間は何故森林破壊を行うのか、と考えた時「都市開発」と「畑」が思い浮かびますね。

東南アジア諸国での森林破壊の主な原因はこの2つ、まだまだこれから発展していく国なので「開発」の為に森林破壊を行っているのです。

じゃあこのままじゃ絶滅しちゃうじゃん!

ただもちろん放っておくわけにもいかないので保護する団体が出てきたり、政府も保護団体を支援したりと努力はしています。

じゃあもう一つは?

ずばり「密猟」

取引は違法とされている虎の毛皮ですが密猟はあります。

今まで虎を捕まえて生計を立てていた人もいるわけで、また裏マーケットなどでは違法だからこそ「高価」な値段で売買されています。

これを対処していかないといけませんね。

虎復活成功例は「シベリア」

虎の復活で有名なのはロシアに生息している「シベリアトラ」ですね。

復活したの?

個体数は増えた!

シベリアトラは緑の回廊とは違う方法で保護されていて、一時期数十頭まで減少した個体数は現在400から500頭と言われています。

(Siberian Tiger Org)

そんなに増えてるんだ!?

まだ「危機」状態ですが、それでも年々数は回復しています。

しかし「虎」は絶滅危惧種に指定されているのでまだまだ安全な状態ではありません。

でも回復が見えるというのは良いね!

環境活動を知ろう

そんな動物たちの為に各団体、政府が動いているのは「自分には関係ないや」ではありません。

なぜ動物が絶滅へ追いやられているのか、「人間(自分達)が資源を使い、森を伐採して生活しているから」です。

なので「知っておく」だけでも良いんです。

自分の行動の積み重ねで「森はこんなことになってるんだ」と分かっているだけでも行動が変わってきます。

今回紹介したのはそんな世界で起こっている事の「一例」にすぎません。

他にもたくさん本など書かれているので、この記事で少しでも「環境」に関する興味が出てきたら他のプロの方の著書読む事おススメします。

出典:
「WWF Status of Malayan Tigers」2021.3.26
「Construction Starts for Southeast Asia’s First Ecological Corridor」2021.3.26
「What are wildlife corridors?」2021.3.26
「Sibertian Tiger Population 2021」2021.3.26

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