進級に必須の「ボランティア時間」という項目、侮ってはいけない。

「進級の為」に必要な物、まず想像するのは「単位」でしょう。

というか単位以外に他に必要な物があると考えられますか?

単位さえ落とさなければ日本の学校では進級できます。ただしアメリカンスクールは違う。

普通に授業の単位はもちろん必須ですがさらに「ボランティア時間」という項目が含まれています。

実際に卒業の為には必須になる項目で、ボランティア時間が足らないと進級が出来ないなどの大問題が発生。

そんなボランティア時間とは何か、どういう風に時間を稼いでいくのか、アメリカンスクール在校生が紐解きます。

ボランティア時間

ボランティア時間
アメリカンスクール

インターへ通っていれば一度は聞いたことのあるワード、それが「ボランティア時間」です。

コミュニティサービスとも言われるこの項目、単位とは違うのですが進級・卒業の為には必須の項目。

IB(国際バカロレア)やアメリカンスクールでは卒業項目に含まれていて、全ての単位が足りていてもボランティア時間が足らないと進級させてくれません。

学年を落としてしまうのか?

大体の場合は休み期間中になんとか補う事が出来ますが、このボランティア時間は日本にはないシステム。

どんな時間なのか、何をやるのか、4年間の総ボランティア時間が50時間越えの著者がまとめています。

ボランティアなのか

「ボランティア時間」と呼ばれていますが、皆さんが想像しているボランティアとはまた少し違います。

ボランティアという言葉を聞いて最初の思い浮かべるのは何でしょうか?

募金活動?

手伝い?

もちろんそれらも含まれますが、アメリカンスクールで聞く「ボランティア時間」というのはボランティアというより「サービス」の意味合いが強いです。

サービスというのは「コミュニティ」の役に立つもの、という事で学校内、学校外を含めコミュニティの役に立てればボランティア時間へ換算されます。

これは学校側も少しは機会を設けてくれているので、多くの生徒はそこで時間を稼いでいます、ただ本当にアメリカンスクールを堪能するのであれば「自分で行動を起こす」事が推奨されます。

企画も含まれる

このボランティア活動には「企画」ももちろん含まれます。

というか推奨されています。

企画というと何をイメージしますか?

学校内で、企画をする事。

生徒会ですかね?

学校行事を手伝う?

そのさらに上を行くことが出来るのがアメリカンスクールの良さ。「0」から自分でイベントを作り上げる事が出来ます。

自分も過去に数回学校行事を企画した事があります。

別に特殊な事では無く、友達同士数人で企画を始めて、立ち上げて、開催する。先生は言わなければ一切介入しません。

先生がノータッチなのは良いのか、悪いのか…

これは話が長くなるのでまた次回という事で。

先生が介入せずに生徒主導で完全に企画をする事が出来る。なので画期的なアイデアも自分でやれば実行する事が出来ます。

映画祭開催

自分は過去に1回、学校内に併設されているプラネタリウムを使って映画上映イベントを行いました。

どれくらい自分で決めたかって?

まずこのアイデアは生徒数人で話し合って決めました。

そして立ち上げ、ここももちろん生徒のみです。このアイデアはまだ先生には言っていない為極秘で進めています。

そして計画を練った所で先生へ交渉へ自分達で出向きます。

校長先生へイベントの開催許可、プラネタリウムの管理の方へ使用許可、その他プロジェクトへ賛同してくれる先生を探します。

アメリカンスクールではよっぽど危険で無謀な企画で無ければ基本的に許可してくれます。

そして、次はプラネタリウムの操作を出来る先生へ依頼をし、映画の準備を進めます。映画には著作権があるので、著作権問題も解決できる作品を選び、数個の中から学校へアンケートを取り上映する物を決めました。

またプラネタリウムの外ではファンドレイザー(募金)用の売店を用意し、生徒数人で切り盛り。

これを全部生徒主体で出来るのがアメリカンスクールです。

これでボランティア時間は8時間位はもらえました。映画自体は1時間程度だったのですが、イベントを自分で主導するとより多くのボランティア時間を貰う事が出来ます。

準備にかかった時間なども含めてくれるのです。

進級に必須?

進級の為には一定のサービス時間が必要になっています。

「毎年数時間」と学校で決まっていたり「卒業するまでに数時間」と決まっている学校もあり、両方のスタイルを見かけます。

どちらが良いのかは賛否両論ありますね。

参考までに、現在著者が通っているアメリカンスクールでは1年間で20時間のボランティア時間が必須となっています。(最終学年以外)

最終学年の高校3年生ではボランティア活動は必要ではありません。

進級の為にどれくらいボランティア時間が重要になってくるのか、これが今回の注目点。

実は進級項目に「ボランティア時間」と書いてあるんですねー。

つまりそれはどういう事?

ボランティア時間が足らないと進級させてもらえません。

これはしっかり学校側も明言していて、足りなければ進級は出来ないと言われています。

メチャメチャ厳しい。

大学進学には必要?

進級の為には必要という事が分かりましたが、では大学進学に重点を置くと意味があるのか?

これ、大学側の対応にも変わってくるのですが、マイナスになる事は確実にありません。

ボランティア活動を沢山こなしている=行動力がある生徒という風にみられるので、学校内での企画を多く行う事ももちろんプラスになります。

生徒会などを行っていると特にメリットになります。

アメリカの大学は成績以外の功績もしっかりと評価しているので高校生時代から多くの企画に参加したり、自分で行動を起こす事が推奨されています。

「多く活動をしている生徒は有利になります。」

と言われていて、これはアメリカンスクールではどの先生も同じ事を言っているのでこの言葉の信憑性は高いでしょう。

学校から推奨される事もあるが。。。

そんなボランティア時間ですが、学校側から推奨されるアクティビティもあります。

記事上で書いたように自分でイベントを企画する事が可能ですが、もちろん生徒全員が個人個人でイベントを企画する事は不可能。

「毎日学校行事」があるみたいになってしまいます。

そこで多くの生徒は学校側から推奨されるボランティアをこなしていき、ボランティア時間を稼いでいます。

学校が用意している活動は学校内でのお手伝い(教室の衣替えや整理等)学校行事でのサポート、学校外へ出向くこともあります。

学校外でのボランティア時間、どういう物かとても気になりますよね。

学校外での活動は他校とのふれあい授業などで低学年の学生への読み聞かせや簡単な授業のお手伝い動物保護施設などで職業体験をするなど様々な分野でのサポートを体験する事が出来ます。

これもとても魅力的です。

ちなみに著者は学校が用意した活動へは参加した事が無い。

基本的に自分で企画する生徒は学校から「こんなボランティア時間稼げるアクティビティあるけど来ない?」と誘われる事はありません。

十分に時間的には足りていますからね。

一体何で時間を稼いだの?

さあここでボランティア時間というシステムがどういう物か理解できたところで次に上がってくる大きな質問は「どうやってボランティア時間を稼いだのか」

3年間で50時間越え、しかもコロナの休校期間をまたいでいるので実質は2年間で50時間です。

それも学校側から提供されるアクティビティは一切行っていません。

記事上で書いた映画の上映会、これは実はとても大きく8時間、また運動会の企画は10時間のボランティア時間を付けてくれました。

一番大きかったのは食堂で行った「食の廃棄物を減らす」というグリーンプロジェクトで、これはなんと20時間付けてくれています。

一度に20時間、なぜそんなにくれるかというと「持続式」のプロジェクトだったからです。

一回切りで終わるプロジェクトでは無く、半年間ずっと続いたプロジェクト、その為多くのボランティア時間をつけてくれました。

キーワードは「持続式」ですね。

これらだけで40時間近く、その他は小さいものを付けてもらっています。

こうしてみると「自分で企画」という物がどれほど大きいのか、ただ提供されているだけでは相当頑張らないと20時間は稼げません。

学校側が提供したアクティビティへの参加は2-3時間程度、最悪1時間というのもあります。

自分で始める事の重要性に気づかされますね。

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